windows上でubuntu7.10を動かす
僕がVMwareを導入した際のまとめです。
「Linuxを沢山いじって勉強したいが、今更パーテーションを作ってインストールするのが面倒臭い!」(まさに僕)
という方には、お役立ていただけるかもしれません。
導入理由
僕がVMwareを入れた理由は3つあり、
Linuxの勉強や使用だけなら、普通に入れればいいのですが、僕の場合XPがディスクを占領していたため
今更パーテーションを作るのも面倒くさいし…ということでVMwareを入れました。
また、仮想マシンなので沢山いじって壊しても被害は少なく、さらにはシステムのバックアップも取りやすい
ので、Linux初学者にはお勧め!という事を聞き、使うことにした次第です。
用意するもの
VMwareには、VMware server以外にもあるので、自身の用途に合ったものを選ばれるのが良いと思います。
僕は個人利用の上に、手軽に導入したかったので、VMware server もしくはVMware playerの二つで迷いました。
結局VMware serverを選んだのは、複数のOSをインストールする事ができるという理由からです。
VMware playerは一つしかインストールすることができません。(その分軽いようです。)
ubuntuを選んだ理由は、「今人気のディストリビュージョン」のような言葉に乗せられたからです笑
もう一つは、vmwareにインストールするためのパッケージが用意されているため、インストール時に
CDを作成する必要がないということもあります。
自分の動作環境
パソコンのCPUとメモリだけ簡単に書くと、以下の通りです。
- 研究室
- CPU:Pentium4 3.00GHz
- メモリ:2GB
- 自宅
- CPU:Athron X2 5200+ 2.7GHz×2
- メモリ:2GB
どちらともそれなりに快適に動いています。
メモリは1GB位はあった方が良いと思います。(512MBで入れた後輩は涙を流してました)
導入までの大きな流れ
導入までの大きな流れを示します。
ここでは、僕の中で快適にC言語で数値計算シミュレータの開発ができるという
レベルまで持っていく所までを書きたいと思います。
- VMware1.08のインストールする
- ubuntuのインストールおよびダウンロード
2.初期設定-ネットワークの設定
3.C開発環境を整える
- Cのパッケージをインストール
- Xlibのインストール
- emacs22のインストール
実際の作業
VMware1.08のインストールする
VMwareのインストールは簡単です。
まず、
http://www.vmware.com/download/server/
からvmware serverをダウンロードしてください。
次に、シリアルナンバーを入手してください。
入手のためには、同サイト内にある register for your free serial number(s).をクリックし、
情報を登録すると入手できます。
その後、ダウンロードしたファイルを実行し、ドンドン進んでいけばインストールはできます。
ubuntuのインストールおよびダウンロード
http://cdimage.ubuntulinux.jp/releases/7.10/ubuntu-ja-7.10-vmware-i386.zip
からダウンロードする。
先程も言いましたが、このファイルをダウンロードすれば、インストール用CDを作成しないでも、
ubuntuのインストールができます。とてもお手軽!
ダウンロード後、ファイルを展開し、出てきたフォルダを仮想マシン上にそのまま移動すれば
ダウンロードの作業は完了です。(ex.僕の場合、Cの直下に仮想マシンを作ったので、
「C:\Virtual Machines」に「Ubuntu-7.10」を移動)
2.初期設定
ネットワークの設定
次にネットワークの設定方法です。ご自宅で使われる場合は特に不要かもしれませんが、
僕の場合、研究室のネットワークはプロキシサーバを経由するので、ちょっと設定が必要でした。
- ethernetの設定
ethernetのタイプを設定します。
「NAT」は、ホストコンピュータに対して、プライベートIPアドレスを持つことになるので、
実際にネットワークにつながる時は、ホストコンピュータを介しての接続となります。
「Brigde」は、ネットワークに直接繋がる、自身のIPアドレスを持つことになるので、割り振りが
必要となります。
研究室は、IPアドレスをすべて管理してて、追加するのが面倒なので「NAT」で済ませました。
- proxyの設定
「システム」→「設定」→「プロキシの設定」で、設定を行うことができます。
ubuntuのパッケージファイルのアップグレード
ネットワークにつながる事が確認できたら、synapticパッケージマネージャーを使って、
パッケージファイルのアップグレードを行います。
「システム」→「システム管理」→「synaptic パッケージマネージャー」を選択して、
「全てアップグレード」→「適用」としてください。
かなり時間がかかります。
vmware toolsのインストール
vmwareの使い勝手を向上させるのに、「vmware tools」というものがあります。
これをインストールすると、
- グラフィックパフォーマンスの向上
- 共有フォルダの利用
- ゲストOSとホストOS間の、時刻の同期化
- ゲストOSとホストOS間の、マウスカーソルのシームレスな移動
- ゲストOSとホストOS間の、テキストのコピーと貼り付け
という快適さを得ることができます。
インストール方法は、こちらの記事を参考にさせていただきました。
画面、マウスの設定
解像度の設定は、
「システム」→「設定」→「画面の解像度」で、ご自身の画面に合わせてください。
マウスの設定に関してですが、デフォルトではマウスホイールが機能しないので、
設定を変更してください。
その際、こちらの記事を参考にさせていただきました。
xorgの変更を加える際には、バックアップファイルを作成しておくことをお勧めします…
Cのライブラリをインストール
$ sudo apt-get install libc6-dev
で開発用ライブラリのインストールができます。
Xlibのインストール
関係ある方は少ないかもしれませんが、開発する時に、Xwindowを使ってGUIプログラミングする
必要のある方は
$ sudo apt-get install libxll-dev
でX関係のライブラリを入手する必要があります。